【名も無き人の海】
こんにちは!
新潟県で日本舞踊教室をやっています、花柳 幸結耶(はなやぎ こうゆや)です。
「名も無き人の海」
映画試写会とそのお手伝いに行ってまいりました。
自主制作映画のレジェンドと言われる
尾花健一監督の作品です。
メインとなるテーマは《認知症》でした。
見終わった直後と、1日経った今と
考えることが変わってきました。
作品に投げかけられたテーマは壮大です。
それこそ、海のように。
認知症というテーマ以外にも
《家》《産業》《伝統》を受け継ぐこともテーマだったと思う。
人それぞれにそれぞれの境遇があって、答えはひとつだけではないと思う。
それぞれが最善と思う選択をしながら進み、生きていく。
迷い、悩み、ときには遠回りもしながらだと思う。
その選択が険しくても、誰かが守って行こうと受け継いでいかなければなくなってしまう。
私は繋いでいきたい、と思う。
認知症、というテーマも
将来、介護に直面したら・・・
もっともっと先に、自分が介護される立場になったら・・・
それは不安の方が大きい
認知症=悪いこと
のように思ってしまうけど
ほんとにそうだろうか
そんなふうにも思わされた
でも、わからない
介護の現実は厳しい
ただ、ひとつ思うのは
認知症だった祖母の近くにいたとき
私が誰かも名前もわからなかったけど、
一応、私のことは自分の身近な人間なんだと認識してくれているようだった
常に「ありがとう」と「ごめんね」を言ってくれた
全然言うことを聞いてくれなくても
その言葉で気持ちがほどけた
大事なことを教えてもらった
「ありがとう」と「ごめんね」
を素直に言える人でありたい
当たり前のことだけど、ときに難しかったりする
これからもいろんな選択と向き合っていくことだろう
1日1日を重ねていくことしかできないけど、
大切に丁寧に過ごしたい
長文にお付き合い頂いてありがとうございました!
この度の映画、皆様との出逢いに感謝いたします。
ありがとうございました!